調律の仕方   Tuning

チューニングを始める前に

チューニング(調律)は楽器にとって大事な作業です。

楽器のチューニング作業はこころのチューニングでもあります。
気持ちをお落ち着かせて始めてください。

ゆう琴は大自然に囲まれた山暮らしを通し静寂の中から生まれた楽器です。
間伐した原木を製材した木材に釣り糸を弦として琴のように張ってみたら、とても良い響きが生まれてきました。
1本1本の音、音色を楽しむ。複数の弦と木の響体の共鳴、音のうねり、残響を味わう。繰り返しの音色を感じる。
チューニングさえ合わせれば、弾き方は全く自由です。

ゆう琴にとってもチューニング(調弦)は大切です。弾いているうちに音は安定してきますが、
新しく弦を張ったばかりの時や、湿度や温度によっては音がずれてくることがあります。
より心地よく弾いていただくためにも、初めは弾く度に、慣れてきてからも定期的なチューニングをお勧めします。

お渡し時には付属のチューニング表の通りに調律が合わせてあります。
弦楽器の初心者の方は、このチューニング表を見ながら調律してください。
慣れている上級者の方はご自身でオリジナルなチューニングを楽しんでみてください。

調律に必要なもの

• チューニングキー(お渡し時に付属)
• チューニング表(お渡し時に付属)
• チューニングメーター&ピックアップマイク(*お持ちでない方は楽器店などでご購入ください。最近はスマホのアプリでも便利で使いやすものが出ています。例 :Plussadd Tuner はソルフェジオ音階や純正律にも対応。*但しスマホのアプリはマイクから拾うため周囲の雑音の影響は受けますので注意が必要です。)



一般的なチューニングメーターに従って、ドレミの表記ではなく、アメリカ式のアルファベット表記を使用しています。
ゆう琴は弦の並び方が様々ですが、それぞれのゆう琴に付いている「チューニング表」の、音階のアルファベットを見ながらチューニングをしていきます。



*音色の良し悪しは個人の感覚により異なりますので「自分にとって心地よいかどうか」という感覚を大事にしてください。
 過去や未来の音に捕らわれず「今」の音の世界に入りましょう。

調律のしかた

チューニングの仕方はそれ程難しくありません。慣れてくれば数分でできますので、楽器と親しむような気持ちで調律してみてください。わからない方は動画を参考にご覧ください。

▼「ゆう琴 チューニングの仕方」




ピックアップマイク付きのチューニングメーターを弦の近くに置きます。ピックアップマイクのクリップを、どのピンでも構いませんので、しっかり中心で挟みます。
(お渡し時に付属のチューニングキーとチューニングメーターの形状は写真と異なる場合がございます)




弦No.は低音から高音に向かいNo.1から並んでいます。チューニング表を見ながら、端から順番に一つ一つ調律していきます。ピンにチューニングキーを差し、弦をはじきます。弦をはじくと、チューニングメーター左上にアルファベットの音階が表記されます。音がはずれている時は0(ゼロ)に合わず左右に針がぶれます。




チューニングキーを軽く回しながら、針が0(ゼロ)に合うように微調整します。この写真の場合「F♯」に音がきちんと調律されたことを示しています。

【注意】あまり調律ピンをまわし過ぎると弦が切れたり、穴が緩んできてしまうのでご注意ください。




この要領ですべての弦を調律していきます。



弦が切れてしまった場合や、新しく弦を張り替えたい方(上級者向け)はこちらの動画をご覧ください。
▼「ゆう琴 弦の張り方」


奏法について

ゆう琴の弾き方は自由ですが、一つの弾き方として参考にされてください。

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